安心して働ける職場の環境作り

安心して働ける職場の環境作り

知的障がい者はコツコツと作業することが得意だと一般的に思われているようですが、こうした固定観念を捨てて、正しく理解することが大切です。

障がい者は一人ひとり個性があり、抱えている問題も各々異なるのです。弊社では、就労前の体験やトライアルの際の個別面談を最重要視しています。

働いていく中で、実際に直面する問題を一緒に話し合い解決し、不安な要素を一つずつ取り除いくことで、安心して働ける環境が作れるのです。

就労後も第三者機関である就労移行支援機関に、ご家庭との橋渡しをしていただき、三位一体で障害者の就労をサポートしています。

安全を最優先する現場の取り組み

安全を最優先する現場の取り組み

弊社では、栄光ゼミナールやシェーン英会話など、Z会グループの教室清掃業務を行なっています。

エアコンのフィルター清掃など、脚立を使用する様な危険を伴なう作業もありますが、現場のリーダーはスタッフ個々の身体能力や適正を把握し、適材適所でこのような作業を指示しています。

例えば、複数の業務用掃除機を使用する場合は、電気ブレーカーが落ちないように、コンセントを離して設置し、スタッフがコードに足がかかり転倒しないよう配慮しています。

現場の作業は、スタッフの安全を最優先に考え、無理なく安心して働けるように、十分な配慮をしております。

仕事を通じて障がい者の自立を支援

仕事を通じて障がい者の自立を支援

弊社では、働く方々のモチベーションを高める取り組みを学習塾を経営するZ会グループならではの方法で行なっています。

それは「いいところを探し、日々褒めること」です。これは学習塾のスタッフが、生徒たちの自己肯定感を高め、学習意欲を上げる効果的な方法として日々実践していることです。

職場でも同様の”褒める”声がけをすることで、「仕事をして褒められ、人の役に立つことに喜びを感じ、必要とされて幸せを感じる」という好循環が生まれています。

やりがいを感じる仕事と環境を創出し、それを継続していく仕組みづくりこそが、自立支援の確実な一歩だと考えています。

障がい者との協働を実現するための工夫

障がい者との協働を実現するための工夫

協働の実現のためには、何が得意で何が苦手かといった、障がい者の各々の個性を十分に理解し、引き出すことが重要です。

弊社のスタッフは、事前に障がい者雇用の実例書などで学び、十分な知識、経験、ノウハウを持っていますが、経験則やマニュアルに当てはめることなく、一人ひとりの違う個性に向き合って、業務改善をしています。

例えば、知的障がいをお持ちの方でも、具体的な指示をだしたり、仕事の手順をはっきりと明記すれば、問題なく定型業務が行えるようになる場合もあります。

また、指示系統や1日の日課を明確にすることで、いつも指示を出すリーダーが不在の時にも混乱しないように工夫もしています。

こうして互いに理解を深め、一歩一歩信頼を積み上げた先に、真の「協働」が生まれるのです。